日本人に古くから親しまれている着物の歴史について

g-08-01.jpg

私たち日本人の間で古くから親しまれてきた着物ですが、今もなお受け継がれているのには様々な理由があります。着物の歴史を知り、その移り変わりを学ぶことで今以上に着物の魅力を知ることができるでしょう。

着物の移り変わりと歴史

本来着物とは、着る物(衣服)という広い意味があり、それがつまって「着物」になったと言われています。

着物は平安時代に着用されていた小ぶりな袖である衣服「小袖」が始まりとされています。それまでは、ワンピース状のものから、次第に上下服となり、奈良時代に右を前に着る決まりができ、初期の小袖へと形状を変えていきました。

平安時代に宮廷に仕える高位の女官が着た「十二単衣(じゅうにひとえ)」の下に着ていたのが、現代の着物の原型と言われています。

また、着物についての決まりごとの多くは、江戸時代に作られました。例えば、「改まった席には紋入りの着物」などです。さらに江戸時代には、身分によって決まった衣服を着なければならないことなど、衣服を自由に選択することはできませんでした。

自由に着物を着られる時代に

士農工商の身分制度が無くなった江戸時代になると、庶民でも上流階級が着ていた絹の着物を着られるようになりました。このような時代を経て現代では、デザインも素材も豊富で自分の好きな着物を着ることができるようになったのです。着物は日本の風土や気候に適した衣装で、日本が誇る素晴らしい伝統文化ということがわかります。

​